中国人民銀行(中央銀行)上海総部が14日発表した4月の資金貸付状況の報告によると、同月、中国で法人銀行の資格を取得した外資系銀行4行の上海支店における預金の新規増加額が43億3千万元に達した。うち国内居住者の新規増加額は4億1千万元だった。同総部は、外資行の人民元建て預金の伸びが目立つとの見方を示した。北京紙「京華時報」が伝えた。 これらのデータから、中国金融業の対外開放後、シティバンク、香港上海銀行(HSBC)、スタンダートチャータード銀行、東亜銀行の主要外資4行が大陸部で大量の預金を獲得したことがうかがえる。これら外資行は4月3日以降、国内居住者向けに利用条件の緩やかな人民元建て預金業務を相次ぎ提供。住民一人当たり50万元を預金したとすると、わずか1カ月ほどで、これら4行で820人の顧客を獲得したことになり、発展の早さに目を奪われる。 「人民網日本語版」2007年5月15日 |