14日、中石油(シノペック)が公告を発表し、その全額出資子会社の長慶石油探査局はトルクメニスタンと天然ガス井ボーリングサービスの取り決めに調印し、この取り決めは金額にして1.5億ドルにのぼるもので、史上最高額の海外サービス契約となることを明らかにした。 同取り決めの内容によると、長慶石油探査局はトルクメニスタンにおけるガス田の12のガス井をボーリングすることになっている。トルクメニスタンのグノルタ天然ガス田(Gunorta)は埋蔵量が7万億立方メートルで、現在までのところ、探査済みの世界一の天然ガス田である。今回の取り決めの調印で市場における天然ガス輸入に関する懸念は吹き飛んでしまった。 中国エネルギーネットワークの専門家韓暁平氏は、現在、石油のほか、天然ガスは一番重要なエネルギー備蓄目標となっており、今回の取り決めの調印は、中国のトルクメニスタンにおけるエネルギーの取り分を確保することを物語っている、と語った。 中石油は2000年にこのプロジェクトに取り組み始め、中国とトルクメニスタンとつながる天然ガスパイプを敷設し始めた。この天然ガスパイプが中国の「西ガス東輸」パイプとつながり、最終的には中国の南部都市にガスを供給することになる。現在までのところ、中石油はトルクメニスタンの油井の復旧、深層ボーリングなどのプロジェクトで著しい成果をあげている。 ?チャイナネット?2007年5月15日 |