国家発展改革委員会社会発展司の「生活レベルを基本とした評価システムの構築」に関する研究が13日、北京市で専門家の審議を通過した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 研究グループのリーダー?丁元竹氏(発展改革委員会マクロ経済研究院研究員)は「生活レベルは客観的なレベルと主観的なレベルの両方に及ぶ」と話す。客観的な生活レベルとは、経済発展のレベル及び経済発展がもたらした経済収入、経済社会の発展を基礎としてできた公共サービスなどを指す。主観的な生活レベルとは、客観的な生活レベルについての主観的な感覚と満足の度合いを指す。同評価システムはこの両者を結びつけたもの。 研究グループは杭州市をサンプルとして1年間研究を進め、世界の主要国家における生活レベルの評価システムを収集、これらを基礎として中国の条件に合う評価システムを作成した。評価システムには自然環境と居住条件、外出と公共安全、社会福祉と医療健康、教育と文化娯楽、社会参加と社会公平など5分類45項目が示され、うち主観的項目が20ある。 丁氏は「生活レベルの評価システムには、『都市発展のためには求職者に仕事の機会を提供する必要がある』などの内容が含まれ、経済社会の発展と市民の日常生活をより緊密にする」と述べた。 「人民網日本語版」2007年5月15日 |