国内の個人投資家は今後、A、B両株への投資が可能となるだけではなく、銀行の顧客海外資産管理代行業務を通して、ニューヨークやロンドンなど海外の株式市場?基金への投資も可能となる。 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど、「商業銀行による顧客海外資産管理代行業務の海外投資範囲に関する通知」を発表、「株券および関連商品へ直接投資してはならない」という制限を撤廃し、投資範囲に関する規定を「金融デリバティブ商品類、ヘッジファンド、国際的に公認された格付け機関による認定ランクがBBB級以下の証券に対する投資は認められない」という内容に変更した。 銀監会は、リスク受容能力に対する投資家の条件もそれに応じて引き上げ、海外株式市場に投資する顧客一人について、投資金額は最低30万元または同等の外貨としている。これまでの海外資産管理商品の通常下限額は5万元。また、投資家は相応の株式投資経験を備えるべきとし、商業銀行に対し、投資家の専門能力に対する評価を実施するよう求めている。 銀監会はさらに、リスクコントロールを目的として、株式への投資資金は、単一資産管理商品の純総資産の50%を上限とすることを明確に定めている。単一株券への投資資金は、単一資産管理商品の純総資産5%を上限とし、海外ファンド投資は、「公募ファンド」を対象としなければならないとしている。 「人民網日本語版」2007年5月15日 |