中国商務部?サービス貿易司の胡景岩司長は2007年中国国際文化産業フォーラムの席で、「グローバルなサービス?貿易の重要な構成部分である文化輸出は、世界各国の経済と社会の発展においてより重要な役割を果たしている。中国の文化輸出は急速に伸びつづけているが、その総量と規模は依然として小さい」と語った。 統計データによると、2006年に中国の文化製品の輸出入総額は103.2億ドルに達し、2001年のそれより3倍増となったが、中国の文化輸出の主な内容は運輸と観光関連のものであり、総額の61%を占めている。映画、ビデオなどのコアとなる製品の比率が省略してもよいほど少ないものである。 関係筋によると、日本からアメリカに輸出されたアニメ?漫画製品の収入はすでに50億ドルを上回っている。これは日本のアメリカへの鋼鉄輸出収入の4倍に達するものである。アメリカの映画の興行成績は258億ドルに達している。 胡景岩氏はまた、「中国の文化製品の輸出は悠久な歴史を持つものであり、過去の売れ行きは中国語圏および東南アジアの市場でのものであり、欧米市場に進出する度合はかなり限られたものであるため、この面でかなりの潜在力がある。中国の数多くの優れた文化公演、例えば、武術、雑技などは非常に人気があるが、最も重要なのは、どのようにそれをパッケージするか、どのようにPRするかということである」と語っている。 中国の文化輸出をどのように拡大するかについて、胡景岩氏は「一、文化輸出のブランドを育成すること。優位を占めるプロジェクトを文化の逸品にすること。二、販売のネットワークを構築すること。三、北京五輪を契機として、関連の文化産業のチェーンを構築し、広告、出版などの産業の輸出額を引き上げること。四、文化企業の海外市場進出を促すことである」と語った。 「チャイナネット」 2007年5月21日 |