『人民日報』が21日伝えたところによりますと、去年、中国の新型農村協力医療制度は、農民が医療を受けるためにかかった費用のうち、155億8100万元を返還し、農民の医療への負担がいくらか緩和されたということです。 新型農村協力医療制度は2003年に発足し、農村地区で農民が自主的に参加する医療保障制度です。具体的な運営方式としては、農民が20%出資し、政府が80%出資して、医療基金を設立することによって、基金に加入した農民は一部の医療費用を取り戻すことができます。去年末までに、すでに4億人あまりの農民が新型農村協力医療制度に参加し、その数は中国の農業人口のおよそ半分を占めています。 計画によりますと、2008年までに、中国の新型農村協力医療制度はほぼ全体の農民をカバーするようになります。中国政府はより多くの資金を調達し、新型農村協力医療制度の保障基準を高めていくとしています。 「中国国際放送局 日本語部」より2007/05/20 |