今年上半期、北京市の経済発展に関する3つのデータが注目を集めた。(1)地域内総生産(地域GDP)が4064億3千万に達して前年同期比12.1%増加した(2)市の財政収入が731億5千万元に上り同27%増加した(3)単位GDP当たりのエネルギー消費量および水消費量が引き続き低下し、エネルギーは第1四半期に比べ4.95%、水は同13.7%減少した――という3データだった。GDPと財政収入が増加する一方、単位GDP当たりのエネルギー消費量が減少しているという状況から、北京経済が徐々に良好かつ急速な発展に向かっていることがわかる。 同市発展改革委員会の張工主任によると、北京市は絶えざる刷新という産業発展の理念を提起し、引き締めと緩和を並行して行う政策を取って産業構造の改善?グレードアップを促進している。引き締めとは、首都としての機能にそぐわない、エネルギー消費量が多く、汚染度が高く、汚染物質排出量が多い企業を断固として調整し、市場から撤退させることをいう。緩和とは、首都機能にふさわしい現代型サービス業、ハイテク産業、現代型製造業などのハイエンド?高効率産業に対して、より開放的な環境を積極的に作り出し、これらの産業の急速な発展を導くことをいう。 「人民網日本語版」2007年8月7日 |