来年、北京五輪の取材で北京を訪れる海外メディアの記者は4万人近くになる見通しだ。北京で部屋を借りる外国人記者?観光客に便宜を図るため、北京に5社ある外国メディア向け指定賃貸仲介業者の1社?鏈家地産は8日、「2008年北京住宅賃貸案内」を発表した。外国人が部屋を借りる場合は、まず北京市出入境管理処で「在京居留証」の交付を受けなければならない。「北京日報」が伝えた。 五輪組織委員会は鏈家地産のほか、我愛我家、中原不動産、21世紀不動産、千万家の計5社を外国メディア向けの賃貸仲介業者に指定している。 「2008年北京住宅賃貸案内」を作成した鏈家地産の金育松?副総経理によると、案内には英語、韓国語、日本語による説明も用意した。また、競技場の分布を参考に、北京市を亜奥、中関村、望京、国貿などの9ブロックに区分。各区ごとに賃貸価格、交通状況、周辺の競技施設、生活施設などを紹介している。賃貸手続きや、部屋を借りる上での注意事項などの説明も充実している。案内は同日より、各店舗、コミュニティー、大学で無料配布される。このほか案内は借り主に、仲介業者で「顧客登録表」に記入する際は五輪組織委員会推薦の「賃貸顧客情報登録表」見本を使用する、部屋を見る際は身分証明書かパスポートを提示し、さらに「在京居留証」とそのコピーを渡す、などの注意事項を特に呼びかけている。入居後は、家主と共に近くの派出所に行き、登録を申請しなければならない。申請時には、借り主は本人のパスポートと居留証、家主は不動産権利書と身分証明書を提示する必要がある。 「人民網日本語版」2007年8月10日 |