商務部の薄煕来部長は先般、中国製品輸出入の主要な管理部門の責任者として、中国中央テレビ(CCTV)の特別取材を受けた際、世界における中国製品への評価はますます良くなるに違いないと確信していると述べた。 薄煕来商務部長はその際、中国製品の品質について、次の3点を語った。 1、中国製品はここ数年、品質の面で大きな改善が見られる。 中国政府、中国企業が製品の品質を高度に重視しているため、中国の製品、特に国外に輸出されている製品は、発展途上国だけでなく、先進諸国においても、ますますより多くの消費者に評価されている。中国製品は、さまざまな国?地域で品質がよく、値段が安いと好評を博している。この20、30年間に、中国製品は量の増加のみにとどまらず、品質の面においても著しい進歩が見られ、これは問題の主流であると私は思う。 2、中国製品の品質問題について、中国政府、中国企業は責任を持って対応している。 当面のいくつかの製品に現われた問題について、関係部門は国務院の方針に基づき、問題が発生した原因を真剣に調査すると同時、問題製品に対して効果的な改善策を講じるよう指導し、企業は圧力の中で品質の絶えざる向上を図っている。われわれの製品の品質については、政府も企業も強い責任感を持っている。中国は責任ある貿易大国であり、われわれの輸出製品に対して責任ある対応をしており、世界の消費者に対しても責任ある姿勢で臨んできた。中国経済はすでに世界経済と融合しているため、互恵の協力関係を引き続き発展させるにも、われわれは製品の品質を確保しなければならない。リコールとなった不合格製品の輸出製品に占める割合は極めて低いが、たとえ1%であるとしても、千分の一であるとしても、われわれは不合格製品の問題を高度に重視し、真剣に改善を図らなければならない。これは中国政府の不合格製品に関する基本的な姿勢である。 3、われわれは製品の品質問題に対する誇張と過熱報道には反対である。 中国製品の品質問題に対する誇張と過熱報道の背後には、保護貿易主義が働いている。われわれはこれに断固として反対する。 総じて言えば、中国製品のいくつかの問題は中国の発展過程における局部的な問題であり、克服できる問題、改善できる問題でもある。多くの国が経済の発展、貿易の成長?拡大期に、いずれもこれに類似した問題に直面したことがあり、中国も例外ではない。しかし、中国人は聡明で、勤勉であり、誠実でもある。われわれはこうした挫折を経て、真剣に教訓を汲み取り、品質改善の足取りをいっそう加速させ、われわれの製品の品質をより高いレベルに引き上げ、そうしてこそ初めて、われわれはグローバル化の流れにスムーズ乗ることができるのである。私は、中国製品の世界における評判がますます良くなると確信している。 「チャイナネット」2007年8月23日 |