27日付けの『人民日報』は社説を発表し、中国は自主的革新に力を入れ、2020年までに、世界のイノベーション型国家の仲間入りを果たしていくと強調しました。 それによりますと、去年までに、中国の政府と民間からの研究開発に対する投入費は世界五位となっており、そのGDPで占める割合は過去の記録を1.4%上回り、科学技術者の総人数も世界一となっています。 この社説はまた、中国は基礎科学の研究で長足な進歩を遂げたとした上で、「去年、世界での分野別の総合研究実力におけるランキングでは、数学は四位、化学は六位、地学とコンピューターは七位、物理は十位、ナノテクノロジーは三位となっている」としています。 さらに、ハイテク研究による豊かな成果について、「増産したハイブリッド稲は7000万人を養うことができる。情報技術においても、先進国との距離が縮まった。また、有人宇宙飛行の成功後、月探査プロジェクトも順調にお進んでいる」と書いてます。 この社説は更に、「新しいテクノロジーの波及と日増しに激しくなる国際競争を前に、中国人民は技術革新を通じて科学技術のトップを目標に、イノベーション型国家の一日早く仲間入りを実現させる自信と能力がある」と強調しています。 「中国国際放送局 日本語部」 2007年8月27日 |