中国人民解放軍軍事科学院世界軍事研究部の于淑傑大佐は、9日記者のインタビューを受けた際、「中国が積極的に国際的な軍事協力に参加する目的は地域と世界における平和と安定を守ることにある」と語った。 于淑傑大佐はその中で、「現在、テロリズムと分裂主義、過激主義は国際社会が共に直面する脅威である。世界の平和を維持し、安全を促進するため、世界各国の軍隊は幅広い分野で協力を展開し、連携して脅威に対応しなければならない。中国にはそれに参加する責任と義務がある」とした上で、「ここ数年来、中国の軍隊は頻繁に外国の軍隊と合同軍事演習を行い、その内容には、反テロ行動、救援活動など新しいものも含まれている。それと同時に、中国は軍事費の透明化を進め、各国との軍事交流を積極的に行っている。中国が、国際的な軍事協力に参加する目的は、世界各国との軍事における相互信頼を強め、平和と安定の国際環境を作り、協力して脅威と挑発に対応することである」と強調した。 現在、中国は150以上の国と軍事協力関係を結んでいる。2002年から現在までに、中国は11カ国と協力して16回の合同軍事演習を行った。 ?中国国際放送局 日本語部?より2007年7月10日 |