10日、国家人口計画生育委員会の報道官、政策法規司の于学軍司長は中国政府ネットのインタビューに応じた際、河南省以外のほかの省および直轄市では、夫婦双方がともに一人っ子である場合、二人目の子供を生めることになっており、現在、11%以上の人口が二人あるいは二人以上の子供を生めるようになる、と述べた。 中国の経済と社会の発展のアンバランスのため、計画出産政策は、地域の間、都市部と農村部の間、そして、漢族と少数民族の間では違いがあるが、大体四種類に分かれている。一人っ子政策を実行している人口は約35.9%、一人半政策を実行している人口は52.9%、二人あるいは二人以上の子供を生める人口は11%以上を占めている。全般的に言えば、都市部は農村部より、東部と中部は西部より、そして、漢族にとっては少数民族より人口政策が厳しい。 わが国では、河南省を除き、そのほかの省と直轄市の条例では、夫婦双方がともに一人っ子である場合、二人の子供を生めると定められている、と于学軍司長は説明した。 于学軍司長によると、現行の出産政策は一定不変のものではない。経済と社会の発展につれて、わが国の現行の出産政策は必ず調整されることになる。いつ、どのように調整するかについて、「2010年までは大きな変化がなく、いつ変更するかは、今後3年か5年間の人口の発展のパターンを総合的に分析し、最終的には党中央、国務院が決めることになろう」と語った。 「出産を奨励し、高齢化を改善する」という言い方について、于学軍司長はそれを否定し、「人口政策の調整によって高齢化の問題を完全に解決するわけにはいかない」と述べた。 「チャイナネット」2007年7月11日 |