中国とスウェーデンは先般、第四世代モバイル通信技術の基準(4G)の研究?開発のための協力について、取り決めを結んだ。この「第四世代および将来に向けてのモバイル通信技術協力プロジェクト」という取り決めによると、向こう3年間に、双方はそれぞれ3000万元を投下し、関連の研究機構と企業をサポートし、4G基準の開発に力を入れることにする。関係筋によると、同プロジェクトは2008年1月1日から実施され、三年後、プロジェクトの完成の度合いによって投資額を追加することも考えている。華為、大唐などの中国企業がこのプロジェクトに参与することになっている。 通信分野での優位をめぐっての競争は、従来から激しいものである。なぜなら、将来における通信産業のリーダシップの奪い合いだからである。第一、二世代のモバイル通信の時代には、知的所有権を持っていなかったせいもあり、中国は外国のモバイル通信会社に巨額の特許料を支払っていた。3G基準で中国は自らのTD-SCDMA標準を打ち出し、これはすでに国際的にも認められており、世界三大主流基準のひとつとなっている。年内には、国内の10都市で3Gのテストネットワークがさらに充実されることになっているが、まだ始動されていない。世界では、4Gの基準をめぐっての争奪戦がすでに始まり、中国情報産業部は国内の企業に「一刻も早く4Gの基準を打ち出す」よう求めている。中国政府の関連機構は国際協力のために努力している。 関係筋によると、先般、中国、日本と韓国はすでに「ポスト3Gモバイル通信技術の共同開発」についての共通認識に達した。 「チャイナネット」 2007年7月13日 |