科学技術部の万鋼部長はこのほど記者のインタビューを受けた際、科学技術部は今年3月に『中国の気候変動対策科学技術特別行動』を実施し、政府主導と企業の参与を結びつけ、技術面のグレークスルーと対策の検討を結びつけ、短期間の需要と長期目標を結びつけ、全体的布石と作業の分担を結びつける原則に基づいて機構変動対策を展開することになろうと答え、下記の四つの内容を紹介した。 一、気候変動を科学問題として研究する。重点は、新世代気候システムモデル、気候変動に関する観測と原因の分析、気候変動に関する監視?予測?警告技術、アジアモンスーンシステムと気候変動、中国の極端な天気、気候事件と災害形成の法則、凍土圏変化のプロセスと趨勢など。 二、温室効果ガス排出の減少と気候変動を緩慢化させる技術を開発する。重点は省エネとエネルギー利用効率向上の技術、再生エネルギー及び新エネルギー利用技術、石炭のクリーンで高効率の利用開発技術、石油ガス資源と炭層ガス探査のクリーン高効率開発の技術、先進原子力技術、CO2収集及び保存の技術、炭素固化バイオテクノロジー、農業及び土地の利用による温室効果ガス排出制御技術など。 三、気候変動に適応するための技術と施設。重点は、気候変動による影響を評価、気候変動が一部のぜい弱な分野に与える影響及びその適応技術と措置、極端な天気?気候による被害と災害による影響およびそれへの適応の技術と措置、気候変動の影響に敏感なぜい弱な区域およびその危機管理システム、気候変動がビッグプロジェクトに与える影響およびその対応措置、気候変動とそのほかの地球環境問題との交差作用およびそれへの対応措置、気候変動影響の危機レベル及びそれへの適応能力、気候変動に適応するケーススタディーなど。 四、気候変動に対応する重要な戦略と政策。重点は、気候変動対策と中国エネルギー安全戦略、将来の気候変動に関する国際制度、中国の将来におけるエネルギー発展と温室効果ガス排出の状況、CDMとCO2排出取引制度、気候変動への対応と低炭素経済の発展、世界のモノの貿易と温室効果ガス排出、気候変動に対応する科学技術戦略など。科学技術の気候変動対策における基礎的、先導的役割を発揮させ、科学技術の進歩によって温室効果ガス排出の抑制を促し、わが国の気候変動能力を向上させ、経済と社会の持続可能な発展、国益の確保、国際義務の履行のために強力な科学的サポートを提供する。 「チャイナネット」2007/07/12 |