中国の中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁は、12日、第三回中米戦略経済対話の開催期間中に開かれた記者会見で、「経済の不均衡問題を緩和させるため、中米双方は共に取り組むべきだ」と指摘しました。 周小川総裁は、その中で、「中米両国経済の不均衡な発展には、お互いに補完できるところが多い。中国の貿易は黒字が大きく、アメリカは逆に赤字が続く。中国は銀行預金率が高く、内需が不足しているのに対して、アメリカでは消費が過剰になり、家庭の預金率が低い。このような不均衡問題に対応するため、中米両国は政策調整の面で、より力を入れるべきだ」と述べました。 中国国際放送局日本語部 2007/12/13 |