中国国務院の呉儀副首相は12日北京で、「中国は、経済貿易問題を政治化させることに断固として反対する。相手の利益を損なうだけでなく、共倒れになるからである」との考えを示しました。 これは、呉儀副首相が、同日開幕した第3回中米戦略経済対話で述べたものです。 ここ数年、一部のアメリカ議会の議員が、保護主義傾向の強い対中経済貿易政策議案50項目あまりを打ち出しました。これに対し、呉儀副首相は、「これらの議案が採択されれば、両国の経済貿易関係を大きく損なうことになるに違いない」とした上で、「アメリカの政府や議会、メディアが、国内企業の声に耳を傾けることを希望する。また、堅実な経済貿易政策を実施し、経済貿易関係の発展によって両国民の利益を確保するよう希望する」と語りました。 中国国際放送局日本語部 2007/12/13 |