外交部の孔泉報道官は27日、11月3~4日に予定されるロシアのフラトコフ首相の訪中について、次の談話を発表した。 フラトコフ首相は温家宝総理と第10回定期首相会談を行い、各分野における両国間の10年来の協力の成果を総括する。特に第9回首相会談の合意事項や、中ロ善隣友好条約実施綱要の実現状況について確認する。 重要議題の1つは経済貿易問題だ。互恵による経済貿易協力の発展は、両国の戦略的パートナーシップのきわめて重要な中身の1つだ。中ロの2国間貿易額は2004年に初めて200億ドルを突破した。これは大変な成果だ。 双方は共に、この額ではまだまだ足りず、大幅な増加の余地がさらにあると見ている。このため、定期首相会談で両国首相と関連部門の担当者は、どのようにしてさらに両国の協力ルートを開拓し、協力分野を拡大し、最終的に共同発展と繁栄を実現するかについて、踏み込んだ意見交換を行う。両国首相は、2国間関係や地域と世界の重大問題についても意見を交わす。 (第13回アジア太平洋経済協力機構<APEC>首脳会議について=両国は重大な国際問題において、常に緊密な対話、協議、調整、協力を保っている。APEC問題においてもそうだ。会議中、中国側はロシア側と緊密な協議と調整を保ち、共にAPECのプロセスを推進し、貿易と投資の利便化を含め、域内の経済発展のために貢献を果たす。 「人民網日本語版」2005年10月28日 |