中国石油天然気集団公司(中国石油)が進めていたカザフスタンに権益をもつカナダの石油会社?ペトロカザフスタンの買収は26日、カナダ?アルバータ州のカルガリー地方裁判所により承認された。ロシアの石油最大手?ルクオイルはこれに先立ち、ペトロカザフスタンの優先的買収権をもつとして、カナダの裁判所に決定延期を求めていたが、今回の決定を受けて法的措置を取る動きはない。これにより、中国石油がペトロカザフスタンの買収に関する全ての法的手続きを完了したことになる。 中国石油はすでに提示した買収条件に基づき、100%出資子会社の中油国際工程公司を通じて、1株当たり55ドルの買収額でペトロカザフスタンを買収する。買収総額は41億8千万ドルで、中国企業による海外企業買収としては過去最大規模になる。情報を受け、トロント証券取引所ではペトロカザフスタンの株価が0.26カナダドル(約25.57円)値上がりした。 ペトロカザフスタンはカナダに本社を置く国際石油会社で、油田、天然ガス田、石油精製工場など全資産がカザフスタン国内にあり、原油生産能力は年間700万トンを超える。 「人民網日本語版」2005年10月28日 |