国連環境計画と「移動性の野生動物種の保全に関する条約(CMS)」事務局は20日、鳥類の移動による鳥インフルエンザの拡大を各国政府がより効果的に防止できるよう、世界規模の鳥インフルエンザ警戒システムを共同で構築する計画を明らかにした。 国連環境計画本部での会見に出席した専門家によると、各国の湖や沼沢、湿地の詳細な地図を作成し、鳥類の移動ルートと時期を明らかにするほか、潜在的な危険地域に警告や防止策を示すことにより、各国の環境衛生機関が事前に対応策を策定できるようにする。 同システムの構築は資金面を含む国連環境計画のサポートを受け、CSM事務局が2年以内に完成する予定だ。国際湿地保全連合、バードライフインターナショナルや狩猟?野生動物保護に関する国際組織などの専門家も参加する。 「人民網日本語版」2005年11月22日 |