中米両国の首脳は20日、鳥インフルエンザ対策強化についての二国間協力の共同提議で合意し、共同文書「中米鳥インフルエンザ共同行動提議概念書」に調印した。 これにより、双方は、インフルエンザワクチンと薬剤の研究開発やテスト、およびインフルエンザがまん延した場合の速やかな対応などの面で、両国の医療衛生部門と農業部門の連携を強化し、鳥インフルエンザの発見?対応?抑制の能力向上を目指す。 さらに双方は、鳥インフルエンザ対策の国際協力を積極的にサポートし、これに参画していく。中国は、ブッシュ米大統領が提唱した「鳥インフルエンザ国際パートナーシップ」を引き続き支持する。米国は、中国が来年1月に主催する鳥インフルエンザ予防抑制?資金調達会議を支持する。この会議は、国際的?地域的な鳥インフルエンザ対策プランとその実施資金について検討するもの。双方は、協調と連携を緊密にし、この2つの国際的な呼びかけをともに成功させたいとしている。 双方はこのほか、アジア太平洋地域での鳥インフルエンザ対策協力も積極的にサポート、参画し、中米共同で提唱したアジア太平洋経済協力会議(APEC)の枠組みでの鳥インフルエンザ対策協力提議を実行に移していく。また、来年4月に中国で開催予定のAPECの「新型伝染病ハイレベルフォーラム」の成功を目指す。 「人民網日本語版」2005年11月22日 |