農業部の張宝文副部長はこのほど「農民教育の革新と発展」フォーラムで、次期5カ年計画(2006~2010年)期の農民教育をめぐって「新しいタイプの農民を育成し、新しい農村にサービスする」というテーマのスピーチを行った。張副部長は向こう5年間に農民に対して、重層的な、多ルートの多様な形の教育を通じて、文化資質の面で優れ、農業技術に精通し、経営能力のある新しいタイプの農民を育成し、農村における人口による巨大なプレッシャーを強大な人的資源の優位に転化すると語った。 上記の目標を達成するには以下の三面から農民教育の重点と方向を確定する。 一、新しいタイプの農民の養成を重点とし、農業技術の育成訓練を行う。現代的な教育手段で農業技術に関する遠隔教育を積極的に実施し、ラジオ、テレビ、インターネット、人工衛星、ディスクなどを利用して、先進的な実用技術と経営に役立つ情報を適時に農民に教える。 二、人材のスキルアップを重点とし、農村の余剰労働力の移転に力を入れる。今後は公共財政の農民教育に対するサポートを増大し、育成訓練の規模を拡大し、実施内容を調整し、育成訓練の質を高める。 三、農村における実用的な人材の育成を重点とする。百万人の農業技術専門人材を育成する。農業部は向こう10年間に農業関係の学校などをよりどころとして植栽、養殖、加工などに従事する100万の農民および農村における経営管理者、農業技術者、熟練した職人などの実用的人材を育成する。 次期5カ年計画期間には、全国の農業放送教育システムは延べ6000万人の農民に農業の実用技術育成を展開する。500万の農村部青年に技術面で訓練を施し、1000万人の新しいタイプの農民を養成し、500万人の農村余剰労働力を移転させる。15万人の職業技能鑑定人材、100万人の高等職業技術人材を育成する。そのうちの50万人は中等職業技術教育、10万人が成人教育、40万人が合作高等教育を受けることになる。農民に対する技術訓練と人材の育成を通じて、農村の末端部の幹部、農民技術者陣、特殊技術を身につけた農民職人、農民企業家、新型産業人の補強に力を入れ、農民の知識更新、新しい意識、新技術のマスター、新しい農村の気風の形成、新しい農村の構築に対する意欲を喚起する。 「チャイナネット」2005/11/22 |