「第10次五カ年計画」(2001~2005年)の期間中、中国は小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的構築に向けて、着実な第一歩を踏み出した。その前進の途上、経済?社会の各分野で輝かしい成果を挙げている。 ◇庶民の生活:保障が強化され、明るい点が増えた <成果5>新規雇用数が年々少しずつ増加、会保障のカバー範囲もたゆまず拡大 計画の目標:都市部の新規雇用を4千万人創出し、都市部の登録失業者数を5%前後に抑え、社会保障システムを整備する。 期間中、都市部の新規雇用は毎年、少しずつ増加する傾向を示している。2001年から今年10月までに、都市部の新規雇用は4300万人以上に達した。都市部の登録失業率も常に5%以内に抑えられている。今年9月の時点で、保険加入者数は基本養老保険(年金)が1億7千万人、医療保険が1億3千万人、失業保険が1億500万人に達した。 <成果6>1人当たり住宅床面積、毎年1平方メートル増加 計画の目標:都市部の1人当たり住宅床面積を22平方メートルとする。 都市部の1人当たり住宅床面積は2001年には20.8平方メートルだったが、毎年1平方メートルずつ増え、昨年は25平方メートルに達した。 <成果7>交通?通信網の全面的開通 計画の目標:「自動車用道路の総延長を160万キロ、うち高速道路を2万5千キロとする。電話契約数を5億件とする。 計画の期間中は、交通インフラの整備が最も急速に進んだ時期となった。計画終了時には、車道総距離は190万キロ、うち高速道路は4万キロに達する見込みだ。また、初めて西蔵(チベット)まで鉄道が敷設された。世界先進水準の通信網を構築し、固定?移動電話網の規模は世界首位に躍り出た。今年10月時点で電話契約数は7億3100万世帯を超えた。固定電話の普及率は100人当たり26.6台、移動電話の普及率は同29.1台に達した。1億人余りのインターネット利用者のうち、ブロードバンド接続が過半数に達している。 「人民網日本語版」2005年12月01日 |