新疆ウイグル自治区に生息している「普氏野生ウマ」は、世界で今でも生き残っている唯一の野生のウマの種として、ジャイアントパンダよりもめずらしい動物と見なされている。その祖先は地球上でもっとも早い時期に現われたウマ?始祖馬であり、馬の原始的な遺伝子を持っていることから、「普氏野生ウマ」はその他の種が比類することのできない生物学上の意義があり、内外の専門家の研究の対象となっている。 今年の5月から、新疆野生動物保護協会と新疆野生ウマ繁殖研究センターが「普氏野生ウマ」の飼育のための募金活動を始動させ、事業体あるいは個人は、2000元を寄付すれば、一頭の「普氏野生ウマ」を一年間自分の名義で飼育することができることになっている。この活動が始動して以来、内外の多くの人々が積極的に参加しており、138頭の「普氏野生ウマ」のうちの111頭が、すでに事業体あるいは個人の名義で飼育されることになっている。 「チャイナネット」2005年12月2日 |