唐家セン国務委員は1日、遠藤乙彦衆議院議員の率いる日中新世紀会(遠藤乙彦会長)の国会議員訪中団の一行と中南海紫光閣で会見した。双方は会見の中で次のように述べた。 ▽唐国務委員 日本の軍国主義による侵略の歴史に正しく対処することは、日本がアジアの近隣と仲良くつきあうための前提条件だ。日本の指導者がA級戦犯を祭る靖国神社への参拝を続けていることで、中日関係は著しく損なわれており、これは日本の国益にも合わない。われわれは、日本が「歴史を鑑(かがみ)として未来に向かう」という精神に的確に基づいて、この問題を適切に処理するよう望む。 中国の政府と人民は、中日友好という基本方針をゆるぎなく実行している。現在の情勢において、両国の民間の各界では特に、友好的な交流と協力の展開に力を入れ、困難を克服し、中日関係が引き続き前進するよう、共同で促していく必要がある。 ▽遠藤議員 日中新世紀会は、日中関係が困難に直面する現在の状況下において、両国の各方面での交流強化を通じて、相互理解を深め、未来のの日中関係を発展させるために貢献したい。 「人民網日本語版」2005年12月2日 |