中国銀行業監督管理委員会の劉明康議長は5日北京で、「中国の国有銀行の上場では株の安売りという状況はない」と表明しました。 これは、劉明康議長が国務院報道弁公室主催の記者会見で述べたものです。劉明康議長は「中国銀行業監督管理委員会は国有銀行への戦略的投資家の投資に対しては厳しい基準を定めた。それは、戦略投資家の中国系銀行に対する投資比率を5%以上にすること、海外からの戦略投資家による株の最短所有時期を必ず3年以上とすること、戦略的投資家は、取締役を派遣し、取締役会の管理活動や政策決定活動に参加させること、戦略投資家は銀行業管理では経験が豊かで、技術を有し、良好な協力的意識を必ず持たなくてはならないということである。同時に、商業銀行を経営する海外の戦略投資家が中国系銀行に投資する際は、多くても二つの商業銀行だけに投資できると銀行業監督管理委員会は規定している」と述べました。 劉明康議長は「これら基準に基づき、海外の戦略投資家が投機的利益を得るチャンスは少なく、中国の国有銀行と長期にわたって協力して共栄に達するという結果を得なくてはならない。したがって、国有銀行の上場では株の安売りという状況は存在しない」と述べました。 「CRI」より 2005/12/06 |