このほど開催された「2006中国通信産業発展状況報告会議」で、中国情報産業部電気通信研究院の専門家は、中国の2005年通年の電気通信業務収入は5790億元に達すると予測した。 中国情報産業部電気通信研究院の電気通信情報研究所の楊青副所長によると、ここ5年来中国の電気通信業務収入は絶えず増大している。2005年1月~9月期の中国の電気通信業務収入は4311億元に達し、前年同期比11.6%増となっている。 専門業務別の収入の状況から見ると、今年に入って以来、電気通信業務のうちデータ通信収入の伸びが速く、前年同期比24.7%増となっている。一方、モバイル通信業務収入以外のその他の各専門業務の収入は昨年と比べて伸び率はやや低下している。 固定電話収入と市外電話収入のシェアがいずれも一定の低下を見せており、この二つの業務収入シェアの合計は50%を下回ることとなった。これに対してモバイル通信収入とデータ通信収入は上昇の勢いを保っている。 各電気通信キャリアの今年の業務収入は昨年と比べて軒並み一定の伸びを示しているが、中国移動(チャイナモバイル)以外のその他のキャリアの収入の伸び率はいずれも低下傾向にある。中国電信(チャイナテレコム)、中国網通(チャイナネットコム)、中国聯通(チャイユニコム)が約7%の伸びで、すでに電気通信産業全体の11.6%の伸び率を下回ることになっている。チャイナモバイルは前年同期比17.2%増で、2004年の同期のレベルを上回るものとなった。中国鉄通(チャイナレールコム)は引き続き高い伸びを示し、伸び率は33%となっているが、2004年と比べると伸び率は大幅に低下している。 「チャイナネット」2005年12月20日 |