外交部の秦剛報道官は20日の記者会見で、6カ国協議が現在、不確定要素に直面しているとした上で、参加各国が大局を重視し、尊重し合い、意思疎通と協議により問題を処理し、6カ国協議のプロセスを引き続き推進するよう望むと述べた。新華社が伝えた。 秦報道官は「朝鮮半島の非核化という目標の実現と、朝鮮半島の持続的な平和と安定の維持は、関係各国の利益に合致しており、各国の共通目標でもある。第4回6カ国協議で採択された『共同声明』と、第5回6カ国協議第1段階で採択された『議長声明』で、6カ国がこれを認めている」と表明。「関係各国が承諾事項を真剣に履行し、疎通と協議で各自の懸念を解決するよう望む」と述べた。 秦報道官はまた、中国が遼寧省丹東市で参加各国の首席代表による非公式会議を開催するよう提案したとの情報を否定した。秦報道官は、「中国は、6カ国協議各国団長の非公式の接触を提案したことはない」と表明。同時に「中国は議長国として、各国と引き続き意思疎通と協議を続け、今後も変わらず6カ国協議のプロセスを推進していきたい」と述べた。 「人民網日本語版」2005年12月21日 |