上海市は2006年1月なかばから、「テレビとネットを離れ、日光を浴びての冬休みを過そう」と題した、メディアの合理的な利用をテーマとする行事を行うことになっており、20人の中学生がこれに参加し、テレビとネット離れの一週間を体験する。 テレビとネットなしの生活に新鮮感を覚え、この行事に強い興味を示している中学生もいれば、「参加したくない」ときっぱりと断る中学生もいる。父兄たちは、この行事に賛同の意を示すものが圧倒的に多い。多くの父兄たちは、「うちの子は冬休みになると毎日、テレビの前に10時間以上釘付けになるばかりか、ネットに何時間もしがみつくことに決まっている。この行事は子供たちのテレビとネットに対する熱中度を適当なさまにしてくれれば」とこの行事に期待感を示した。 いかにしてメディアをより上手に利用し、メディアから発信される情報を理解し、メディアを自己変革のためのツールの一つにするかが、この行事のねらいである。このような教育は、イギリス、カナダ、アメリカなどの先進国ではすでに数十年間も行われてきたが、ここ2、3年来、中国のメディア学界のホットな課題となりはじめ、関連の行事も展開されるようになっている。 「チャイナネット」2005年12月30日 |