中国青少年研究センターは28日、「中日韓米4カ国の高校生に対する生活意識比較研究」を発表した。この調査は同センターおよび日本青少年研究所、韓国青少年開発院、米国の社会調査会社が共同で実施したもの。4カ国計156校の高校生7304人に対し、約1年をかけて調査を行った。中国では北京、上海、広州、四川、陝西、黒竜江など6省?市における72校の中学生(中等専門学校生を含む)3240人が調査対象となった。 4カ国の学生に対しそれぞれ他の3カ国に対する評価を調査したところ、中国の高校生は韓国人に対する評価が最も高く、韓国人は親切で、礼儀正しく、義理深いとした。 これに対し、韓国の高校生の中国人に対する評価は最も低かった。韓国の高校生は、中国人は心が狭く、忍耐力がなく、性格が明るくないと認識しているほか、中国人はのんびりしていて勤勉さに欠け、ルールを守らないとした。中国人の愛国心、責任感、正義感に対する評価も低かった。これに比べ、米国の高校生の中国人に対する評価は最も高かった。 このような結果について、中国青少年研究センターの孫雲暁副主任は次のように分析する。 韓国と中国の学生の評価にこのような温度差があるのは、現在の中韓文化交流が関係している。中国の若者は韓流ドラマやマスコミの広い宣伝によって韓国文化を理解している一方、韓国の若者が中国文化を理解する方法は少ない。このため中国人に対する認識にずれが生じていると思われる。 「人民網日本語版」2006年12月30日 |