第7回「スポーツと環境世界会議」がこのほど北京で開催されたに当たって、国連環境計画(UNEP)の「2008年北京オリンピック環境審査報告」も時を同じくして発表された。報告の要旨は次の通り。 北京は2008年の五輪大会を確実にエコ五輪にするために多大な努力を払った。五輪開催は触媒のように、北京の環境を急速に改善し、高度成長と環境?健康保護のバランスの問題を解決した。アッヘム?シュタイナー国連事務次長兼UNEP事務局長は「北京オリンピックとパラリンピックの初歩的な環境評価は、今回の五輪大会がエコ五輪の基準を満たすことを示している」と表明した。 北京は多方面で環境保護措置を講じた。これには廃棄物管理、清潔な水の輸送システム、新たなグリーンベルトの建設、敷地面積680ヘクタールのオリンピック森林公園などが含まれる。 北京五輪組織委員会はオゾン層破壊物質の使用禁止の加速、競技場や建築物への高効率エネルギー?エコエネルギー設備の提供面でも成果を上げた。 北京の大気は次第に改善されている。市政府は重度汚染企業の生産停止と移転を完了したほか、天然ガスを石炭に取って代わらせるなど、総体的に汚染性の低い燃料の使用を進めている。これによって、北京市では2000年から2006年の間に、二酸化硫黄や二酸化炭素の排出など、主要な大気汚染指数が軒並み下がった。 「人民網日本語版」2007年10月29日 |