高齢人口の増加につれ、中国のシルバー産業の展望がますます開けている。今や毎年の消費能力は4000億元に達している。中国老齢事業発展基金会の李宝庫会長によると、シルバー産業の形成と発展を促すため、「2005中国シルバー産業国際フォーラム」と「第一回中国シルバー用産品博覧会」がそれぞれ今年の10月11日と12月9日に広東省の広州の従化で開催されることになった。 中国は1999年以降老齢化社会に入ることになり、現在60歳以上の人口は全国総人口の11%を占める1.4億に達している。2020年には、総人口の17%である2.43億人に達する見込みである。現在のシルバー産業の消費能力はすでに年間4000億元に達している。 しかし、こうしたぼう大な消費者層に対して、市場も政府の関連部門もまだ十分な準備を整えていない。中国老齢科学研究センターの台恩普主任は、中国のシルバー産業はまだ草創期にあり、養老機構、医療保健産品、観光、不動産、養老サービスにやっと手が届くようになっただけで、政府関係部門の「意識の遅れや力不足」がシルバー産業の発展を制約している。こうした背景の下で、フォーラムと博覧会を催すことはとりわけその必要性を顕在化させることになるだろう、と語っている。 「チャイナネット」2005/09/09 |