第1回中国?東南アジア諸国連合(ASEAN)品質検査閣僚会議が29日、広西チワン族自治区の南寧で閉幕した。会議は『南寧共同声明』を採択し、中国とASEANの間の食品安全面での協力をさらに強化し、食品貿易を促進し、消費者の権益を保護することを明らかにした。 共同声明によると、双方が食品の安全はすべての人たちの共同の責任であり、各側は協力と交流を強化すべきである。そのため、双方が食品安全の法律と法規、基準、情報などの面での諸国間の交流を積極的に促進し、法律と法規、基準、情報などの面の透明度を増強し、相互理解とサポートを促進し、また、食品安全の管理者と技術者の相互訪問と交流を増やし、食品安全の管理と技術保障のレベルを共同で高めることになった。 共同声明によると、諸国はそれぞれ連絡スポットを指定し、食品安全の情報をすばやく互いに知らせる。緊急状態でないかぎり、任意の一方は、その他の各方の食品に対して新たな食品安全とSPS措置を取る前に、連絡スポットを通じて事前に知らせるべきである。知らせる内容は、取る措置の範囲、形、理由と期限を含むものとする。知らせられる側は必要な情報を提供し、知らせる側が関連の問題を的確に処理できるよう協力すべきである。 輸出国が食品安全に責任を持つべきであると各方が合意した。各自の領内で他の各方の食品安全の問題の報道が現われば、タイムリーに確認して明らかにし、消費者への間違った誘導を避ける。不法な食品貿易を取り締まり、食品安全事件を意識的にデッチ上げる行為を防ぐよう各方が協力を強化すべきである。 そのほかに、各方が食品安全分野での協力を促進するため、中国とASEAN各国は輸入出食品の安全を担当するハイクラスの担当官が参加する会議を少なくとも二年ごとに一回に開催することを決めた。会議では、次回の中国?東南アジア諸国連合(ASEAN)品質検査閣僚会議は2008年、ASEANの加盟国で開かれることで合意した。 会議では、今年11月の中国-ASEAN首脳会議の期間に、中国とASEAN『衛生と植物衛生の協力を強化することについての覚書き』に調印することで合意した。 「チャイナネット」2007年10月30日 |