北京市観光局担当者は29日の記者会見で、五輪施設周辺の各ホテルの宿泊料金高騰に関する各報道に対し、2007年北京五輪開催期間中の北京のホテル宿泊料金は、これまでの五輪開催都市のホテル宿泊料金より高くなることはありえないことを明らかにした。北京五輪提携ホテル百数軒の平均宿泊料金は、五輪招致時の承諾基準をやや下回るという。中国新聞社が伝えた。 北京市観光業者協会の徐錦祉?副会長は、同記者会見において、「立地場所や規模、五輪施設との距離など各条件は、北京のホテル宿泊料金に影響を及ぼすが、料金差がいかに大きくとも、何倍も違うということはありえない。噂されているほど高い料金にはならないことは確実だ」と述べた。 北京五輪組織委員会選手サービス部の向萍?副部長は、北京市は五輪招致時の承諾事項を守り、五輪開催期間中の北京のホテル標準宿泊料金として、契約した提携ホテル122軒のうち、5つ星ランクは2960元、4つ星ランクは2320元、3つ星ランクは1600元と設定した。この提携ホテルの平均価格は、承諾内容よりやや低く抑えられている」と語った。 北京市観光局の熊玉梅?副局長によると、五輪開催期間中の北京の宿泊資源は十分で、総需要量とのバランスは保証されており、各種ランクのホテルが観衆の多様なニーズを満たすことが可能という。 熊副局長はまた、北京が保有する1日あたりベッド数は国内外観光客のニーズを完全に満たすことが可能で、量的にはかなり豊富な状態だと語った。熊副局長はさらにホテル関連最新データにもとづき、北京で宿泊者を受け入れる星ランクホテルと旅館施設は計5780軒、客室数は32万8400室、ベッド数は64万6400台と紹介した。 熊副局長は、「北京市内ではここ1年で約100軒の星ランクホテルを改築した。このほか、5千軒余りの旅館施設を擁し、このうち900軒が来年の五輪宿泊施設基準に達するべく尽力している」と述べた。 「人民網日本語版」2007年10月30日 |