国連貿易開発会議(UNCTAD)が8日に厦門(アモイ)で発表した調査報告によると、世界の対外直接投資(FDI)の総量は、やや増加する傾向にある。最も魅力のある投資先とされるのは中国で、米国やインドなどの他の投資先と比べても、中国の優位はますます鮮明になっている。 商務部投資促進事務局の周銘副局長は、中国が数年間連続で「世界で最も魅力のある投資先」に挙げられ、しかも優位性を増していることについて、中国経済が健全かつ安定的に発展していることを最大の理由とみている。次に、中国が経済体制の改革を絶えず進め、世界貿易機関(WTO)加盟時の承諾事項やWTOルールに従って市場開放を進めた結果、投資環境が絶えず改善され、海外投資者の信頼感が徐々に強まってきたことを挙げる。さらに三つ目の理由として、企業の生存?発展への要求が高まり、企業による競争が国内市場から国際市場に移りつつある中、中国企業が外資との協力を求めるようになったことを指摘している。 UNCTADは今年2~4月、世界の主要多国籍企業やFDI問題の専門家、国家クラスの投資促進部門109カ所を対象にアンケートを実施。結果を基に同報告を作成した。 「人民網日本語版」2005年9月12日 |