中国人民銀行の周小川総裁は、「中国為替レート改革の目標の一つは、相対的価格の役割を通じて国際収支のバランスの維持を一層促し、経済の長期的発展を力強く支持することである。今回の為替レートの調整が、商品とサービス貿易の相対的バランスの維持を実現させることを期待している」と述べました。 これは、周小川総裁が9日カナダで中央銀行総裁の円卓会議に出席した際述べたものです。 周小川総裁は、人民元為替レートと中米貿易の不均衡および世界的アンバランスとの関係をいかに見るかという質問に答え、「中国側の理解に基づき、WTO?世界貿易機関の原則と経済学の原理から出発して、一国と世界のその他の貿易パートナーの全体的バランスを考えるべきで、両国間のバランスを考えるべきではない。全体的に見れば、両国間の貿易バランスではなく、多国間のバランスを考えるべきであり、また内需政策の役割、経済発展戦略の選択を考えるべきである」と述べました。 「CRI」より 2005/09/12 |