外交部の秦剛報道官は27日、中国とインドの国境問題について、「両国は現在、相互を尊重した友好的な協議によって、双方が受け入れられる国境問題の解決方法を模索している」と述べた。秦報道官は記者会見の中で次のように述べた。 中印関係の改善に伴って、両国の国境問題解決に向けた雰囲気が大きく改善した。両国の指導者は近年、一連の重要な会談で非常にはっきりと「中印関係は非常に良好な進展」を得たと表明している。両国はすでに、平和と繁栄に向けた戦略的協力パートナーシップを構築している。 北京で9月26~27日に開かれた中印国境問題に関する第6回特別代表会合は、友好的、協力的、建設的な雰囲気の中で進められた。双方は、特別代表会合のプラスの進展を満足して振り返り、両国関係の大局の政治的視点から出発し、国境問題解決の公平かつ合理的な枠組みを模索することで合意した。また、次回の特別代表会合はニューデリーで開催することで一致した。具体的な開催日程は、今後外交ルートを通して決定する。 (中国とインドの国境にあるナトゥラ峠の開放について)中国は中印国境貿易の拡大に対して積極的な態度を持つ。両国政府は2003年、ナトゥラ峠の開放による国境貿易の合意書に調印した。中国は現在、国境貿易市場の計画と建設を真剣に進めているが、道路の具体的な開放時期は、双方が協議で決定する。 「人民網日本語版」2005年9月29日 |