先般、世界銀行の担当官は、来年、世界銀行は中国の200の都市をランク付けをおこなうことを明らかにした。 第五回アジア?太平洋地域都市市長サミットの期間に、世界銀行代表団は記者の質問に答え、中国駐在世界銀行代表機構都市発展部の哲理(音訳)主任は「2006年に、世界銀行は都市の競争力を基準として、中国の200の都市のランク付けをおこなうことになっている」と語った。 2003年12月、世界銀行は「投資環境を改善し、都市の競争力を引き上げる:中国23都市のランク付け」というレポートを発表し、中国で大きな反響を呼んでいた。ランク付けされる23の都市の中で、最高の点数、つまり、「A+」を取得した都市は広州、上海、杭州、深圳。「A」を取得したのは重慶、江門、長春、温州。「A-」を取得したのは天津、大連、北京、鄭州。「B+」を取得したのは武漢、南昌、西安、長沙。「B」を取得したのは成都、貴陽、昆明、南寧。「B-」を取得したのはハルビン、蘭州、本溪。 来年、世界銀行は「ソフト指標」と「ハード指標」との組み合わせによって中国200都市をランク付けすることになっている。世界銀行のケシー?サイラ副頭取によると、「ハード指標」はインフラ整備のことを指し、つまり、電力、通信、交通の状況および環境の質などの分野で安全で間断することなくサービスを提供することを保証するものである。中国はこれらの分野でよいパフォーマンスを示している。「ソフトの指標」は投資環境、従業者の技能の多様性、イノベーション、研究?開発などの内容を含むものである。 関係筋によると、2003年において世界銀行が行った中国23都市のランク付けでは、都市の投資環境がなによりも重視され、投資者の投資環境への展望を三つの種類にまとめた。一、マクロ経済と政局の安定ぶり、国の対外貿易?投資政策。二、国の監督?管理メカニズムの能率、市場進出?退出のルール、労働者との関係?労働力使用の弾力性、融資?税収の能率と透明度、環境保全、セキュリティーと衛生など法定の公共利益に関する法規の能率。三、インフラ整備、金融サービスの数量と質、例えば、電力、交通、通信、銀行など。 投資環境に対する調査は以下の指標に基づくものである。インフラ整備、国内市場への進出?退出の制限、技能と技術のストック、労働力市場の弾力性、世界との一体化の度合い、市場における私営企業の進出の度合い、非正規の現金支払い、税収の負担、司法の能率、融資など。これらの指標をもって、それぞれの都市の投資環境を比較し、ランク付けし、最終的に総合得点をつけたものである。 「チャイナネット」 2005/10/24 |