農業部の張宝文副部長はこのほど、「2000年から開始された陝西、甘粛、寧夏など西北7省(自治区)のテストポイントの生態庭園富民計画に対する中央からの投資額は、現時点ですでに34億元に上り、受益農家は375万戸に達し、プロジェクト実施地区では衛生的で豊かな生活、庭園経済の高効率化、農業生産の無害化目標が実現しており、生態環境が改善されて貧困農民の脱貧困富裕化が促進されている」と語った。 現在、全世界が再生エネルギーの開発利用に注目しており、我が国も一連の再生可能なエネルギーを開発する政策措置を講じている。さらに農村の再生可能エネルギー利用の総合的効力を発揮させるため、農業部は2000年に提起し、組織実施した生態庭園富民計画では、各種再生エネルギー技術、生態農業技術を整合し、現地の状況に合わせてメタンガス、バイオエネルギー、太陽エネルギーなどを重点とした各種エネルギーの生態モデル、テクノロジーを普及させており、現在、2万6383ヵ村で全面的に実施され、農民に大いに歓迎されている。 生態庭園富民計画は、我が国農業の持続可能な発展過程における創造と成功の実践となっている。2004年末までに、メタンガス使用者は1500万戸、年産メタンガス総量は標準炭400万トンに相当する約56億?に達している。525ヵ所で農作物藁ガス化集中ガス供給工事が施工され、年間ガス供給量は1.8億?に達しており、新型省エネコンロは1.8億戸に普及している。太陽エネルギー湯沸かし器の使用面積は2845万㎡で、ソーラー機器は57.8万台に達し、家庭用小型風力発電機は10万台で、電力総容量は5万kW、小型水力発電機は8万台で、電力総容量は23万kWに達している。これらの小型エネルギー施設によって農民の日常生活用エネルギー、辺境地区の電気がない農家の生産、生活用電力問題が有効に解決され、農民の生活の質が改善されている。 「チャイナネット」2005/10/24 |