中国国家測量製図局によると、同機構の創立50周年を向かえ、中国の測量?製図関連の「デジタル中国」事業には大きな突破が見られた。国家基礎地理情報データシステムが立ち上げられ、作り上げられ、国家動態地図ネットも正式に開通し、地図は平面だけのものからインターネットで検索できるようになり、二次元のものから3次元のものへと目覚しい成長を遂げた。これと同時に、中国で出版されている地図関連製品はすでに1．2万種類を上回り、発行量は40億点以上にのぼり、人々の暮らしおよび中国経済の発展に大きく寄与している。

伝えられるところによると、国家動態地図ネットの開通は、「デジタル中国」事業の一環であり、さまざまなモデル地図だけでなく、地図の更新、インタラクティブ地図製作およびオンライン地図製作も実現した。国家測量製図局局長を兼任する国土資源部副部長の鹿心氏は、「長年の努力の積み重ねを経て、中国の基礎地理情報データシステムは一定の規模に達し、国家クラスの1：400万、1：100万、1：25万および1：5万縮尺の基礎地理情報データベースがすでに作り上げられており、地方においては1：1万やより大きな縮尺の基礎地理情報データベースも構築中である。向こう5年間に、中国においてデジタル中国地理空間の骨組みとなるデータシステムが完成することになっている。

「チャイナネット」2006年10月25日