10月23日、世界で最も権威のある商学院MBA教育ランキングの一つである、英「フィナンシャル?タイムズ」紙(Financial Times)の 2006年度世界EMBAカリキュラム?ランキングが公表された。23日午前行われた記者会見によると、復旦大学――ワシントン大学の提携によるEMBAプロジェクトが8位となったことが明らかになった。これは中国大陸部の商学院MBAプロジェクトが、初めて世界における権威的なランキング10に入ったことを示すものである。 復旦大学管理学院院長の陸雄文教授によると、復旦大学――ワシントン大学の提携によるEMBAプロジェクトが2002年、中国教育部と国務院学位弁公室の共同審査のもとでスタートしたもので、これは中国における一番早い内外協力のEMBAプロジェクトの一つであり、その学生のほとんどは中国に進出している多国籍企業のトップ管理者である。それと同時に、このプロジェクトは「中国一の費用が高い教育学位プロジェクト」とされ、今年の学費は36.5万人民元にも達する。 英「フィナンシャル?タイムズ」紙が行った世界の知名大学の商学院に対する調査によると、復旦大学――ワシントン大学の提携によるEMBAプロジェクトは中国大陸で実施されているものであるが、その卒業生の給料のレベルは、先進国のプロフェッショナルのマネジャーに比べても低くはない。特にITおよび通信業種では、ここ数年間の中国経済の高度成長にともなって、このプロジェクトの卒業生の最高年俸と平均的購買力は、世界各国、各地域の著名な商学院でもトップを占めている。 この権威のあるランキングでは、中国の商学院EMBA課程の上昇の勢いがとくに目立ち、トップ20の中で4席まで占めている。復旦大学のほかに、香港科技大学の商学院のEMBA課程が世界で3位、香港中文大学商学院と中欧国際工商学院はそれぞれ15位と17位となっている。この分野の専門家たちは、中国経済の高度成長は、商学院教育の巨大な市場を育成しており、ランキングでの中国の商学院の順位の上昇は、ある意味では、中国が最もEMBAプロジェクトに向いている国となるのではないか、と見ている。 「チャイナネット」2006年10月25日 |