淮河主流で過去最大規模の水利中枢プロジェクト、「淮河臨淮崗洪水コントロール?プロジェクト」が5年の建設期間を経て6日に完成した。防止が難しかった淮河中流域の洪水を抑えることが目的で、今後は百年に1度クラスの洪水にも耐えられるようになるという。 同プロジェクトは淮河中流の河南、安徽の両省にわたり、安徽省霍邱、潁上、阜南の3県をまたぐ主要プロジェクトであり、淮河の治水に関わる19のプロジェクトの中核だった。淮河の洪水を防止するシステム上重要なコントロール機能を持ち、「淮河の三峡プロジェクト」とも呼ばれていた。 同プロジェクトの総投資額は22億6700万元。2001年末に建設が開始され、2003年11月には予定より1年早く淮河のせき止めを行った。2006年6月には主要プロジェクトが初期検査を通過していた。 同プロジェクトの完成により淮河主流の洪水防止基準は大きく引き上げられる。淮河に50年に1度、あるいはそれ以上の洪水が発生したとしても、淮北大堤保護区の66万6700ヘクタールの耕地と人口600万以上、沿岸の重要な鉱工業と都市の安全が守られる。1回の洪水災害を防ぐ経済的効果はプロジェクトに投資された額の10倍、約306億元といわれる。 「人民網日本語版」2006年11月8日 |