大型衛星、大型運搬ロケット、小型衛星、小型運搬ロケットがそろって展示会に出展され、短射程、中射程、遠射程ミサイルもすべて披露され、ヘリコプター、練習機、戦闘機が翼を並べて一斉に空を飛んだ。第6回中国国際航空航天(宇宙航空)博覧会に出展された中国の体系が完備し、先進的な技術を持つさまざまな新製品は、中国の航空航天工業が世界の同業者との競争が可能な時代に入ったことを示している。 今回の航空航天博覧会で初めて公開された次世代大型運搬ロケット、東方紅4号大型通信衛星プラットフォームおよび新型の小型運搬ロケット、小衛星は、いずれも中国航天科技グループ会社がここ数年らい市場ニーズに応えるために開発した、国際的な先進レベルに合致した新技術と新製品である。博覧会の初日には、グループ会社が3つの衛星、3種類のミサイルなど総額20億元の受注を獲得し、中国の体系が整った、さまざまなユーザーのニーズに応えられる宇宙航空製品の国際競争力を示した。 中国航天科学工業グループ会社のブースでは、20種類以上のミサイルが集中的に披露され、これまでの珠海市で行われた航空航天博覧会で展示されたミサイルの種類では最高記録となった。グループ会社が開発した各種誘導ミサイルは戦略?戦術弾道ミサイル、対空迎撃ミサイル、海上、対地、対レーダー巡航ミサイルなどがあり、さまざまなミサイルシステムに対応可能で、トータルなレベルとしても先進諸国の20世紀90年代中?後期のレベルに達したものであり、一部の型式ではすでに世界先進レベルに到達している。この巨大な「ミサイルファミリ」は、人々に中国のミサイル兵器システムのレベルと強い国際競争力を示すものであるばかりでなく、中国のミサイル兵器システムが体系として整ったものであり、効果的に国の領空、領海、領土を守る能力をもっていることを物語っている。 中国の戦闘機?民間航空機主要メーカーである中国航空工業第1グループ会社、中国航空工業第2グループ会社は、所属する航空機、航空エンジンおよび航空機搭載設備などの工業企業や研究院?研究所を組織して、分野別ごとの中国航空産業の実力を全般的に示した。中国が独自に研究開発?製造した戦闘機、攻撃機、戦闘爆撃機、爆撃機、偵察機、練習機、ヘリコプター、空中給油機、汎用飛行機、無人操縦飛行機やさまざまな型式?体系の整った航空エンジン、航空機搭載設備などの出展は、中国の航空産業はすでに独自に世界レベルの軍用?民間航空機を研究開発?製造開発できる数少ない国と肩を並べるようになっていることを意味している。 「チャイナネット」2006年11月13日 |