先般、東京証券取引所の清水寿二常務執行役員は、中国の証券市場はバブル経済期の日本の証券市場と?似ているところがある?ことを明らかにし、中国経済にバブルがあるかどうかについては誰もはっきりとは分からない、と語った。 ?2007中国国際資本市場フォーラム?に出席した際、清水寿二常務執行役員は次のように述べた。 今の中国の証券市場は市況が強気で、バブル経済期の日本と似ている。バブル経済期、東証の時価総額はニューヨーク証券取引所を上回っていて、世界トップ?テンの銀行の中に日本銀行も数社あった。株価は絶えず値上がりし、いつ買い取っても利益を上げることができた。また、不動産の価格も急激に上昇し、投資資金がすべて不動産と株式市場に流れ込み、景気が非常によかった。しかし、現在の中国経済にバルブがあるかどうかは、誰にも分かることではない。アラン?グリーンスパン連邦準備制度理事会(FRB)元議長が言ったように、崩壊しなければ、バブルかどうか分からないのである。 現在、日本の投資者は対中投資に強い期待をもっている。A株だけでなく、H株にも関心を寄せており、株式だけでなく、ETF(上場投信)も注目の的となっている。?バブル経済?とよく耳にするが、経済成長が周期的なもので、投資も長期的な過程で行われているため、日本の投資者は中国市場に対して安心感を持っている、と見られている。 ニューヨーク証券取引所、ナスダック及び香港証券取引所と比べて、東証の対中業務は少し遅れている。この原因については、中国企業が盛んに発展した際、アメリカ市場がいい反応を示したが、日本はちょうどバブル崩壊に苦しんでいた。このような背景のもとで、中国企業はニューヨーク、ロンドン及び香港を楽観視した。 現在、日本経済はすでに低迷期を乗り切り、東証も上場政策を調整している。東証は、日本留学の経験を持つ帰国者が創設した会社、及び日本と頻繁に業務上の往来がある会社など、日本の資本市場をよりよく理解している中国企業の上場を歓迎している。 ?チャイナネット?2007年9月7日 |