中国国家統計局が先般発表したデータによると、10月の中国の工業製品出荷価格は前年同期比2.9%上昇し、上昇幅は前月比0.6ポイント縮小し、前年同期比1.1ポイント縮小したことが明らかになった。 採掘工業製品価格上昇幅の大幅な縮小は工業製品出荷価格全般の顕著な縮小をもたらした。10月の工業製品価格の前年同期比上昇幅は7.4%。ちなみに、9月のそれは13.6%で、前年の同じ時期は25.9%。 統計データによると、10月の工業製品出荷価格のうち、生産財出荷価格の前年同期比上昇幅は3.8%。消費財出荷価格は同0.6%上昇し、そのうち、食品類は1.5%の上昇、耐久消費財類は1.8%の低下となっている。 10月の原油出荷価格は、前年同期比9.2%上昇し、ガソリン、灯油およびディーゼルオイルの価格はそれぞれ14.7%、13.2%、11.7%の上昇、原炭出荷価格は2.7%の上昇、一般大型鋼材の価格は4.1%の低下、線材価格は0.2%の低下、中厚鋼板の価格は0.1%の小幅上昇、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の出荷価格の伸び幅は11.5%から63.1%となっている。 10月の工業企業原材料、燃料の仕入れ価格の前年同期比上昇幅は5.6%。 1~10月期の工業製品出荷価格は前年同期比2.9%上昇し、上昇幅は2.4ポイント縮小した。原材料、燃料仕入れ価格は6.2%上昇し、上昇幅は2.7ポイント縮小した。 「チャイナネット」2006年11月15日 |