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中国、科学技術面の国際協力に積極的に参加

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
科学技術部はこのほど、中国は近年、一連の重要な科学技術面の国際協力事業に積極的に‥

科学技術部はこのほど、中国は近年、一連の重要な科学技術面の国際協力事業に積極的に参加し、そのレベルも絶えず向上していることを明らかにした。

国際熱核融合実験炉計画に参加し、次世代原子力エネルギーの利用に備える

アメリカ、旧ソ連などの国が20世紀80年代に提唱した国際熱核融合実験炉(ITER)計画は、制御可能な核融合により「人工の太陽」をつくり、エネルギー危機を徹底的に解決する、国際宇宙ステーションに続く最大の国際科学技術協力プロジェクトである。現在、中国、EU、インド、日本、韓国、ロシア、アメリカなどがこの計画に参加している。中国は、この100億ユーロが投下され、35年間はかかると見られるプロジェクト総費用の10%を負担し、平等にプロジェクトの実施に参加することになっている。中国は技術者たちを相次いでITER合同研究センターに派遣して関連の設計?開発事業に取り組ませ、国内の関連機構も200余りの技術課題の研究に着手している。

数多くの国際宇宙計画に積極的に参加

宇宙研究分野では、中国は中欧ガリレオ計画、全地球観測システム、地球宇宙空間双星探測計画などに積極的に取り組んでいる。

中欧ガリレオ協力計画は、EU委員会とヨーロッパ宇宙空間局が共同で発足させたもので、アメリカのGPSとロシアのGLONASSシステムから独立した、全地球をカバーする多用途、多目的の民間用全地球衛星測位システムである。投資総額は35億ユーロ。中国は、「ガリレオ計画」に参加した最初の非EU加盟国である。中国は、この計画に2億ユーロを投下し、そのうちの7000万ユーロは開発段階の費用に、1.3億ユーロは実施段階の費用にあてる。2005年4月から、中国側は専門家3人を「ガリレオ合同執行体」に派遣した。現在、第1陣の取り決めも調印済みで、中欧ガリレオ協力は実質的な段階に入り、今後はシステム構築と特許運営の方向に向けて発展することになっている。

全地球観測システムは、複数の地球観測システムの総合利用を通じて、地球全体の陸地、大気、海洋などに対し、多くの角度から立体的なモニタリング観測を行うものである。2004年11月、中国は同システムに参加し、2020年までに100余りの衛星を打ち上げ、国土資源、測量と製図、水利、森林、農業、都市建設などの分野に及ぶものとなっている。これで、中国自身の観測ネットが構築されるばかりでなく、その他の国の観測ネットと整合し、全地球観測システムとなり、同分野のグローバル化に対し寄与することになっている。

地球宇宙空間双星探測計画は、中国国家宇宙航空局とヨーロッパ宇宙局(ESA)が共同でサポートしている空間探測計画である。この計画は主に、太陽の活動、惑星間の活動、磁気層空間のあらしと災害をめぐっての地球宇宙気候の物理的プロセスを研究し、磁気層空間のあらしの物理モデル、地球宇宙環境モニタリングの模型と予報方法などを確立し、宇宙活動の安全及び人間の生存環境の保全のために科学的なデータと対策を提供するものである。

地球宇宙空間双星探測計画は、中国が自国の先端的な宇宙空間探測プロジェクトをもって先進国と技術面、応用面で進める最初のハイレベルの実質的な協力事業である。2003年12月に「探測一号」衛星が打ち上げられ、2004年7月に「探測二号」も打ち上げに成功し、これで「双星計画」が実現されることになった。

専門家によると、中国の「双星計画」の衛星2基は、ESAの「クラスター2」計画で打ち上げられた4つの衛星とともに、地球を宇宙空間の6カ所から立体的に探査する人類史上初めての観測システムを作り上げることになっている。観測の成果は、中国と欧州が共有する。この計画の成功裏の実施は、中国宇宙空間物理学の発展を促し、中国の宇宙空間探測技術の革新能力を向上させ、国際宇宙空間科学技術分野での地位を確立することになった。

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