中国では第10次五カ年計画(2001~05年)期間中、環境保護基準の制定作業が大きく進展し、「火力発電所の大気汚染物質排出基準」「セメント工業の大気汚染物質排出基準」「医療機関の水汚染物質排出基準」「小型自動車汚染物質排出基準」などを含む、一連の重要な環境保護基準が打ち出された。過去5年間に、国家環境保護総局が制定?公布した環境保護基準および技術政策は累計321件に上る。これで過去に制定された国の環境保護基準は累計886件に達し、環境保護基準システムが基本的に構築されたことになる。国家環境保護総局科技標準司の趙英民司長が14日明らかにした。 趙司長によると、第11次五カ年計画(2006~10年)期間中、同局は産業汚染物質の排出基準の制定?修正作業に力を入れる。特に重度の汚染を発生させる産業、生産力が過剰な産業、エネルギー消耗率が高く水利用が多い資源浪費型の産業に対する基準の制改定作業を加速させ、こうした産業の環境保護活動への参加基準を高め、汚染対策を技術面で支援する。 同局が制定?公布した「第11次五カ年計画期間の国家環境保護基準制定?改定プラン」によると、同期間中に約1400件の基準を制改定し、環境保護基準のカバー範囲を拡大して、整った環境保護基準システムを段階的に構築していくとしている。 「人民網日本語版」2006年8月15日 |