国務院常務会議はこのほど、「船舶工業中長期発展計画」を審議し、大筋で可決した。「計画」では、「第11次五カ年計画」(2006~2010年)期間中、渤海湾、長江河口、珠江河口の3カ所において近代化大型造船基地を建設することが明確に示された。国防科学技術工業委員会船舶業管理弁公室が4日に伝えた。 国防科学技術工業委員会船舶業界管理弁公室の責任者によると、中国の船舶工業は発展を続けており、造船量は11年間連続で世界3位。中国の造船量が世界の船舶工業の中で占める割合は、2000年の6%から、2005年には20%まで上昇した。中国は世界の主要造船国の一つと言える。 船舶工業業界の主管部門である国防科学技術工業委員会は、「第11次五カ年計画」期間中、以下の4点に力を入れていく。 (1)造船基地3カ所の建設を速め、造船能力と産業配置を向上させる。 (2)新型船の開発に力を入れ、競争力を高める。 (3)近代的な造船モデルを作り上げ、経済成長の構造を転換していく。 (4)船舶組み立てのボトルネックを解決し、国産率を向上する。 「人民網日本語版」2006年9月6日 |