第1回中部フォーラムが9月18日~20日、河南省鄭州市で開催された。中国中部地域の山西、安徽、江西、河南、湖北、湖南の6省と国から党と国家機関の要人が出席、中部地域の発展について討論した。 中部地域の6省における人口と経済規模はそれぞれ全国の28%と20%あまりを占め、国内の農産物、エネルギー、原材料供給と製造業の重要な基地となっている。6省は農業の生産環境が整っており、エネルギーや資源も比較的豊富で、従来より製造業が優位を占める。また工業の基礎も充実している。このほか科学研究?教育にも力を入れている。総合的には経済力があり、発展の基礎と潜在力を兼ねそろえていると言えるだろう。 国務院は今年4月、「中部地域発展の促進に関する若干の意見」を発表し、中部地域を重要な穀物生産拠点、エネルギー資源?原材料拠点、近代的な設備製造?ハイテク産業拠点、総合的な交通?運送拠点に建設することを提案した。 フォーラムに出席した代表は、地域間の協力が日に日に強まる中、中部地域の発展を促進するためには、発展した沿海地域との全面協力だけでなく、中部の省同士の協力を強めていかなくてはいけないとし、6省が多くの分野で協力を強め、力を合わせて地域の特長を発揮し、総合的な競争力を高めていく必要があるとした。 「人民網日本語版」2006年9月21日 |