中国産のペニシリンは、ペニシリンカリウム工業用塩の形で輸出され、インドによって精加工されてはじめて、医薬品として欧米市場に進出している。こういう状態から脱却するため、国家発展改革委員会は、「第11次5カ年計画」期に、化学原料を使った5種類の薬物調合剤製品がアメリカ或いはEUで上市資格を取得し、本格的に世界の主流医薬市場に進出することを目指すことを求めている。 国家発展改革委員会が5日公布した『「第11次5カ年計画」期における医薬産業の発展についての指導意見』によると、化学原料を使った医薬品の輸出額はかなりあるが、国際市場で登録され、認証されている製品はあまりなく、ほとんどすべての製品は化学工業製品の形で国際市場に進出していることが明らかになっている。 『指導意見』はまた、「強い国際競争力を持つ医薬産業を育成し、一部医薬が世界で先進的な水準に達し、医薬強国へと転換する確固とした基礎を打ち固める」ことは「第11次5カ年計画」期における医薬産業の主な発展目標となることを目指す。 中国はまた化学原料を使った医薬品の分野において、生産プロセス、技術と設備の更新を通じて、付加価値の高い、市場でのポテンシャリティーのある20種類の製品の量産化を実現し、国際市場において新たな競争優位性を形成し、一部製品が国際市場で登録され、本格的に国際市場に進出することになろう。 中国伝統区製品の分野においては、品質基準の面で申し分ないとメカニズムが明確か、安全で、高効率で、安定した、コントロール可能の現代中国伝統医薬製品を20-30種類開発し、上市させることを目指し、重度の急性伝染病やひどい慢性病の分野では、中国の知的財産権を持つ10-15種類の新薬と新型ワクチンを量産化し、市場で推し広められることを目指す。 同時に、中国は10-15種類のデジタル化、創傷なし或いは創傷の軽い状況に適した診療設備と医療用材料の量産化を目指し、国産医療器械製品の技術も品質レベルも大幅に向上させ、基本医療サービスを主体とする臨床ニーズによりよく応えるように努めることにしている。 ?チャイナネット?2006年9月8日 |