上海市質量協会は11日、「外国人の目から見た上海」と題した満足度調査の結果を発表した。7割以上の外国人が上海での生活や就業を望んでいることがわかった。 同調査は今回が4回目。調査対象者の出身国?地域は28に及び、前回と比べて9増えた。回答者412人中、6割が米国、英国、フランス、ドイツ、日本、カナダ、イタリアなど先進国出身で、過去最高の人数となった。調査の結果、次のようなことがわかった。 ▽外国人の上海への総合的満足度は72.53%。 ▽回答者の73.9%が「上海の総合的なレベルは世界の一流都市と差がない」とし、「上海で生活したい」との意向をはっきりと示している。61.1%が「上海の発展は急速だ」としている。上海のサービス業の発展とレベルアップについての外国人の見方はほぼ統一されている。回答者の4割近くが「上海の交通状況の発展と最適化に非常に感銘を受けた」としている。 ▽3割近くが「上海の教育?人材育成業界は、以前より明らかに規範化?改善された」と認めている。このほか、公共サービス、アミューズメント、グルメ、金融?保険業などのサービス分野の発展も外国人の認めるところとなった。 上海の生活環境も高く評価された。回答者8割が上海のグルメ文化を非常に好み、上海の伝統的な食べ物は特徴的でしかもおいしく、また質も信頼できると感じていることがわかった。 今回の調査では欠点も指摘された。上海都市部のインフラ発展は急速だが、大気、緑化、公共施設などは先進国と比べて依然として弱いとし、できるだけ早い改善を求めている。さらに一部の外国人は、上海市民の文化レベルを高めるための急務として、清潔な衛生習慣、マナーある行動、公共秩序の遵守などを指摘した。 「人民網日本語版」2006年9月13日 |